2010/10/28

情報開示の義務づけをきっかけに「想いを伝える」Webサイトを
情報開示の義務づけをきっかけに「想いを伝える」Webサイトを

情報開示の義務づけをきっかけに「想いを伝える」Webサイトを

学校法人 蓑川学園 竹の子幼稚園 様

愛知県岡崎市に位置する竹の子幼稚園様は、定員を遙かに超える募集が集まる大人気の幼稚園です。そのため、募集のためのWebサイトは必要ありませんでした。必要だったのは「想いを伝える」Webサイトだったのです。

きちんと想いが伝えられるWebサイトを作ろう

新しいWebサイトを作ったきっかけは、情報開示の義務化が制度として生じたことです。ただ情報開示をするだけであれば、わざわざリニューアルする必要はありません。情報開示用のファイルを掲載するだけで良いのです。しかし、詳しく話を聴いてみると、それだけでは不十分なことが分かってきました。

いま日本では、幼保一体型教育への制度改革が表面化してきています。これが実行されると、幼稚園の持っている良さが、大きく失われてしまいます。しかし一般の方々には、ことの重大さ、幼稚園教育の貴重さが十分に理解されていないのが現状です。実際に恩恵を受けている方々は、理解も深く感謝してくれているけれど、第三者の人たちには、自分たちの想いがうまく伝えられない、という課題が見えてきました。

そこで、私たちデルター株式会社は「せっかくの機会ですから、きちんと想いが伝えられるWebサイトを作りませんか?」とご提案しました。世の中には、じっくりと話を聴かないとわからないことがたくさんあります。声高に、こうしてほしい、こうすべきだと伝えるわけではありません。幼稚園がどんな想いでどんなことをしているのか、感じてもらえるものを作る必要があると思ったのです。



じっくり読ませないと伝わらないこともある

実際にできあがったWebサイトは、かなり文章量の多いものとなりました。例えば【たけのこさんの1日】と【先生たちの1日】という、園児と先生とそれぞれの目線で描かれているコンテンツ。【たけのこさんの1日】では、子どもに成り代わり「今日ボクはね……」といった口調で、楽しく無邪気に過ごす様子を綴っています。それに対し【先生たちの1日】では、朝、園児たちを迎える前から帰った後まで、どんな想いでどんなことをしているのか、裏方の様子を細かくじっくり描写しています。

子どもたちの可愛らしい写真も掲載されていて、見ているだけでも楽しめますが、やはり一番のメインは文章です。作っている私たちにも、ボリュームのある文章を読むのは大変だという自覚はあります。ですから、少しだけ緊張して反応を待ちました。届いたのは「引き込まれて、つい読んでしまうね」という嬉しい声。保護者のみなさんにも、しっかりと読んでいただけています。

こうしたことから、Webサイトを通して保護者や理事、卒園生のみなさんやその親御さん、ひいては周辺組織の方々からの理解が、ますます深まることが期待されています。こうした連鎖が活動基盤の厚みを増し、制度改革などにも対応できる環境作りへとつながっていくのです。息長く、想いを繋ぐことで育っていく、確かな力がここにあります。



http://www.take-noko.jp/  

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